貧血とは、血液中に含まれる赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリットが正常値以下に減少した状態を言います。1立方ミリリットルの中に、男性は約500万個、女性では450万個の赤血球が入っており、この数が8割以下になると貧血と言われ、6割以下になると多くの自覚症状に悩まされる程重症になっていきます。

貧血によって起こる主な症状

  • 動悸、息切れ
  • 頭痛、めまい
  • 集中力、注意力の低下
  • 白髪、抜け毛、枝毛
  • 食欲不振
  • 立ちくらみ
  • 生理不順、生理痛

 血液中の赤血球の主要成分はヘモグロビンですが、ヘモグロビンの構成成分に鉄が欠かせないということもあり、鉄が不足すると貧血を引き起こしやすくなるのです。貧血の8割以上がこのような鉄欠乏性貧血と言われています。
 赤血球は酸素を体のすみずみまで運ぶ大切な役割があるため、貧血になると体内組織が酸欠状態となり、動悸や息切れ、めまいや体のだるさなどの症状が起こります。鉄分は汗などでも体外に流れ出し、女性(特に妊娠中や授乳期など)は不足しがちになります。

 血液を作り、身体の細胞へ酸素を送るのに大切な鉄ですが、体内で生成することが出来ず。1日の吸収量が決まっているために摂りだめすることも出来ません。貧血の改善、予防には毎日適量の鉄分を摂取することを心がける必要があるのです。
 浄血作用にも優れ、多くの鉄を含んだよもぎは貧血改善に理想的な食材と言えるでしょう。