◆更年期障害
一般的に閉経をはさんで前後10年ほどの期間を更年期といい、女性ホルモンを分泌する卵巣機能の低下によるエストロゲン欠乏、
特にエストラジオールの欠乏に基づくホルモンバランスの崩れにより起こる症候群で、
その症状がひどく、仕事や家事など日常生活ができないほどの状態をいいます。
更年期を迎えた人でも症状のでかたはひと様々で、ほとんど症状を感じない人や、日常生活が困難になるほどの症状がでる人もいます。
中には30代半ば頃から症状が出始める人もおり、若い時に無理なダイエットを行ったり不規則な生活を続けたりしていたことが主な原因であると考えられています。
また、更年期障害は女性だけの病気ではなく、40代以降の男性にも起こる恐れがあります。
【症状】
情緒不安定、抑うつ症状、不安感、脈が速くなる(頻脈)、動悸、血圧変動、腹痛、微熱、ほてり・のぼせ、多汗、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、不眠症、疲労感、口の渇き、のどのつかえ、息切れ、下痢、便秘、腰痛、しびれ、知覚過敏、関節痛、筋肉痛、性交痛、生理不順、勃起不全、排尿不順
更年期障害の症状は多岐にわたり、また人によってでかたもまちまちです。
女性では月経の期間が短くなったり長くなる生理不順が更年期障害の兆候として現れます。
《治療》
女性に対しても男性に対しても、ホルモン療法が有効です。
その他にも症状に合わせて精神安定剤を用いたり、漢方治療を行う事もあります。
女性に対しては、閉経前後に体内で不足してきた女性ホルモン(エストロゲン)を、飲み薬(経口剤)や貼り薬(貼付剤)として補充する「HRT(ホルモン補充療法)」もあります。
HRTはアメリカでは30年ほど前から行われており、更年期障害の症状を改善し、日常生活を健やかに過ごせる治療法として実績のある治療法です。
しかし、その一方でホルモン補充治療には副作用が起こるかも知れないというリスクがあります。
不正出血、頭痛、悪心、嘔吐、むくみがおこったり、インスリンを必要とする糖尿病や心不全・肝不全・癌患者などにはホルモン補充を行えない場合もあります。
どんな服薬や治療にも大小様々なリスクがある為、その中から自分に合った体に優しい治療を選択する事でリスクを和らげることができます。
治療方針を決める時は、まず医師と症状などについてしっかり相談する事をお勧めします。
【予防】
更年期障害は生活習慣の乱れや睡眠不足などから起こることもあります。
生活習慣を見直して規則正しい生活を行う事で症状が改善されたりもします。
また、比較的体にやさしい治療法として漢方薬もお勧めです。
→ 更年期障害の症状と漢方
更年期障害には精神的な症状のほかにも肩こりや腰痛・骨粗鬆症など心身的な症状もあります。老人の寝たきりになる原因のトップは骨折です。
1度寝たきりになってしまうと、生活の水準を著しく低下させます。
更年期障害に出やすい症状を和らげる漢方として艾葉(がいよう)があります。
この艾葉こそよもぎなのです。
よもぎに含まれるビタミンB1や香り成分のシオネールには精神安定の作用があります。
また、骨粗鬆症予防に必要なカルシウムやビタミンD、その他にも浄血作用があるなど有効な成分を多く含んでおり、手に入れやすいというところもお勧めです。
更年期障害にかかった時に、考え込みすぎたり、完治する事が出来ない自分を責めてしまったりして症状を悪化させる人がいます。
更年期障害は年齢とともに誰もがなりうる症状で、本人に原因があるわけではありません。
自覚症状があらわれた時にも、「そのうち治る、気長にいこう」という精神的余裕を持つ事が大切です。
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