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◆骨粗鬆症

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨形成速度よりも骨吸収(破壊)速度が早まった事により、骨に小さな穴が多発して もろくなってしまう症状を言います。
骨折をするときは一般的に骨に対して強い力が加わって発生するが、骨粗鬆症においては日常生活程度の負荷や、中にはくしゃみをした衝撃などで骨折を引き起こす事もあります。

骨粗鬆症の骨


骨粗鬆症と診断される患者は高齢者が多く、大腿骨や股関節の骨折はいわゆる寝たきりにつながり、生活の質を著しく落としてしまうなど恐ろしい病気です。
骨は皮膚や髪の毛などと同じく新陳代謝を繰り返し、破骨細胞と骨芽細胞の働きによって古いものから少しずつ壊され、弾力があり密度の高いしっかりした新しい骨に生まれ変わっています。
ただし、そのためには骨の材料であるカルシウムなどが必要です。
骨の量は30歳くらいまでは増加しますが、40歳代になると加齢に従い骨を作る量よりも溶かす(壊す)量のほうが多くなるために、バランスがくずれて骨がもろくなっていきます。
骨粗鬆症の患者の80%は女性です。 女性の場合、閉経後は骨の形成を促進する女性ホルモン(エストロゲン)の減少によってさらに骨がもろくなりやすいのです。
また、骨粗鬆症が女性に多い理由の一つとして過度なダイエットがあげられます。
カロリーだけを気にしたダイエットを行う事で、骨の形成に必要な「カルシウム・リン・ビタミンD」などの栄養が不足し丈夫な骨を作る事が出来なくなるのです。
特に成長期などに栄養不足になると、将来の骨密度にも悪影響を与えます。



健康な骨の新陳代謝

骨粗鬆症の骨の新陳代謝



【症状】
   身長が縮む・背中が丸くなる・背中痛、腰痛・腹部膨満による食欲減退

※初期段階では痛みなどもほとんどなく外観上やレントゲン写真にも明らかな変化は見られません。
また、小さな骨の骨折があっていても自己診断で打撲だと思い込んでしまったりと、骨粗鬆症にかかっている事に気付かないケースも多くあります。
人によっては背中や腰周りが張る感じや、疲労感などを感じることもあります。
これは、骨密度の減少が背骨におきやすく、弱くなった背骨の負担を筋肉で補うため、異常な緊張が加わり、筋肉の疲労が生じるからです。





《治療》
痛みなどの症状のない人の場合、骨量の減少を改善し、骨折を予防することが治療の原則ですが、痛みがある人には、第一に患者さんの苦痛である「痛み」をとることが基本となります。
また、骨折がある場合は骨折の治療が最優先され、慢性的で激しい痛みではない場合には湿布や軟膏などの外用薬が中心となりストレッチや筋肉強化の運動を行います。
その他に、理学療法としては血流を良くして筋肉の緊張を和らげる温熱療法(ホットパック、マイクロ波等)や、低周波治療、痛みが激しい場合はコルセットを装着する場合もあります。
内服薬としては、女性は、破骨細胞の活動を抑制するビスフォスフォネート系薬剤(第2世代薬アレンドロネートなど)、活性型ビタミンD、ビタミンK、カルシウム製剤の投与や、SERM・エストロゲンの投与が行われ、男性はビスフォスフォネート、ビタミンD、ビタミンK、カルシウム製剤が投与されます。 注射薬としてはカルシトニン剤(骨吸収を抑制)等があります。
よく自己判断でカルシウム剤を大量に内服している方がいますが、カルシウムは食事から摂取する事が原則であり、どうしても好き嫌いなどにより、摂取不足の場合には、補助としてカルシウム剤を処方する事もありますが、大量のカルシウム剤を内服することは血液中のカルシウム値のみ上昇して、高カルシウム血症を起こして、不整脈を誘発したり(特に強心配糖体ジキタリス内服の人は注意)、胃腸症状等の副作用も起こしやすいので注意を要します。

【予防】
骨粗鬆症の予防の基本は、20〜30歳頃にピークに達する最大骨量を増やし、年齢とともに減少する骨量をいかに維持することであり、そのために若い頃からの食事や運動等の生活習慣が大切です。
また、普段よりバランスのよい食事に心がけることも重要で骨粗鬆症の予防や治療にはカルシウム、たんぱく質、ビタミンDの多い食物を摂取するよう心がけましょう。
特にカルシウムは最低1日約600mg以上摂る事が理想ですが、日本人の場合は摂取不足気味であるので、サプリメントなどで栄養を補う事も有効です。
また、ビタミンやカルシウムが豊富な、よもぎやピーナッツなどを理の材料として取り入れるとより良いでしょう。