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▽骨って何?

骨(ほね)は、脊椎動物に見られる格系を構成する組織です。
人体の中で歯の次に硬い組織で、通常人体には、対称・非対称含めて約200個(200から208個・基本的には206個)の骨が存在し、体内の臓器を衝撃から保護し体の重量を支える役割をはたしています。
骨は腱によって相互に連結しており、支点・力点・作用点を形成し、付随した筋肉を動かすことで体を運動させる事ができます。

胃腸の構造


また、骨は進化の過程において重量を支えたり、臓器を守ったりだけではなく カルシウム調節する器官として発達してきたものと考えられています。
主成分はリン酸カルシウムで出来ており、 骨形成にはカルシウム、リン、ビタミンDの摂取が不可欠です。
体内のカルシウムの99%は骨に蓄えられているが、残りの約1%程は血液中に存在し、血液のカルシウムが不足するとすぐに骨より カルシウムが供給される仕組とになっている。



骨にもコラーゲン!

骨はカルシウムのみでできていると考えられがちですが、実はコラーゲンなどの有機成分(3割)とカルシウム、リン、マグネシウムといった無機成分(ミネラル;7割)からできています。
骨は皮膚や髪の毛などと同じく新陳代謝を繰り返し、破骨細胞骨芽細胞の働きによって古いものから少しずつ壊され、弾力があり密度の高いしっかりした新しい骨に生まれ変わっています。ただし、そのためには骨の材料であるカルシウムなどの栄養素が不可欠です。
骨の量は、30歳くらいまでは増加しますが、40歳代になると加齢に従い、骨を作る量よりも溶かす(壊す)量のほうが多くなるために、 バランスがくずれて骨がもろくなっていきます。
また女性の場合、閉経後は骨の形成を促進する女性ホルモン(エストロゲン)の減少によってさらに骨がもろくなりやすいのです。
骨粗鬆症などが女性に多いのはこのためです。